他人と比較するからツラくなる
人はよく自分の幸せを他の誰かと比べることで計ろうとします。学歴が良ければ優越感を感じ、お金が沢山あれば幸せだと思います。しかし、これは相対比較であって、問題のある計り方です。例えば、自分よりもっと学歴の良い人やもっとお金のある人が現れると途端に今までの幸せな気分が消えてしまいます。こうした儚い幸せは他と比較することから起こります。
では、どうすればよいのでしょう。答えは、他人と比較するのではなく、過去の自分と比較することです。一ヶ月前にはできなかったことができるようになった。一年前には任せてもらえなかった仕事を任せられた。努力してやっと資格が取れた。この自分の中での比較のことを絶対比較といいますが、自分の成長を間違いなく知ることができます。過去の自分と比較する。是非そうして、自分の成長を、即ち価値ある幸せを確かめて下さい。
このことは将来子どもの成長を計るときにも役立ちます。人はそれぞれ成長のスピードが異なりますから他と比較して悩むより、うちの子は今日はこんなことができた、と思うことのほうが親にも子どもにも何倍も嬉しいことです。