難行苦行から始まった
「専門が英語だからって英語が好きだと思うなよ」
よく売れている本「鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ」をもじりました。
今日は私の英語学習歴です。田舎の中学校出身の私が熊本市内の高校に入り緊張だらけで英語の授業がスタートしました。いわゆる「リーダー」の時間です。度肝を抜かれました。英語担当のY先生曰く、「今日進んだところは次の時間までに全文を暗唱してくること。これを1年間続ける。いいね。」えーっ!そんな!みんな不満そうです。もちろん私も不満と不安だらけです。それもそのはず、私の高校の1時間は65分間あり、リーダーなんぞは2~3ページは進んでしまいます。
それからというものみんな必死です。覚えていないとみんなの前で恥をかくことになるのです。「はい、今日はこの列。前の人から順に暗記したものを1段落ずつ言って!」毎時間の最初に前の時間に進んだ英文を言わなくてはなりません。どの列が当たるかわかりませんから、列が指名されるまで極度の緊張が教室中にはしります。
恨みましたね。「なんでこんな難行苦行をやらせるんだ!」
でも、1年が過ぎると驚くことに初見でも英文がわかる、読めるのです。しかも、書けます! この1年間の貯金で英語が次第にわかるようになり、英語を飯のタネにするようになったのでした。何事も基礎基本を覚えることから始まります。基礎基本をおろそかにはできませんね。「英会話は中学校の教科書を暗記すれば大丈夫」よくきく言葉です。恐らく本当でしょうね。