今、輝きを増す知の巨人のことば
いきなりヴォルテールを引っ張り出してすみません。そう言えば、高校の時に聞いた名前だな。そうお思いかも知れません。私は時の流れという試練を乗り越えて現代においても輝きを失わない偉人、知の巨人のことばを大事にしたいと思っています。沼山津の巨人である横井小楠しかりです。横井小楠のことは次の機会にするとして、今日はヴォルテールを取り上げます。
先日、友人たちと飲んでいました。日本の内も外も何とも落ち着かないどんよりした世の中ですからどの話題もいつの間にか議論になります。かんかんがくがくの議論を経ても友人はいつまでも友人で、「また飲もう。」でお開きになります。
議論百出の世の中だからこそ肝に銘じておかなければならないことがありそうです。大いに議論する、だが同時に相手の言うことにしっかり耳を傾けるということです。18世紀フランスの大思想家ヴォルテールはこう言いました。
「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。」
I disapprove of what you say, but I will defend to the death your right to say it.
こうも言いました。
「人間は返す言葉がなくなると、必ず悪口を言う。」
One always speaks badly when one has nothing to say.
そう言えば、思い浮かぶ顔が・・・